ワッツ コンサルティングは経営コンサルティングと
マーケティングコンサルティングサービスの会社です。
企業を成功に導くのは、事業戦略、マーケティング戦略だと思います。
私たちは「戦略とは、企業がお客様の期待に応えるため、
自身の長所を活かし、変化に立ち向かう決意」だと考えています。
そんなお客様企業のため私たちは
明快な方法論と豊富な経験、
暖かいハートを持ってお手伝いいたします。
今月の一言
『何のために?』という問いかけができる人は、『どういうふうに』でも生きていけるということであり、また、自分の人生に意味を与えることが、逆境を生き延び、試練の後で立ち直るだけでなく、潜在的な生きる力を最大限に活かし、人間的に成長するための最善の方法なのだということである。
『幸せの追求』フレデリック・ルノワール著 田島葉子訳 中央公論新社
代表・高橋の一言
先月ご紹介した同書の中に、もう一つ紹介したい言葉がありました。「『何のために?』という問いかけができる人は、『どういうふうに』でも生きていける」というフレーズが心に残りました。
ヴィクトール・フランクル(1905年-1997年、精神科医であり『夜と霧』の著者)は、第二次世界大戦中にユダヤ人であるが故にナチスによって強制収容所に送られましたが、何年もの地獄の苦しみを乗り越え、生き延びることができました。筆者はフランクルが一番伝えたかったのは「逆境を生き延びるためには、生きる理由を大切に育まなければならない」というメッセージだったと紹介しています。
ここに紹介されたことは個人として、逆境にあっても如何に生き延びるかという問題ですが、「人」を「企業(組織)」に置き換えても、そう言えるのではないかと思います。事業を始めるとき、あるいは、事業が行き詰まったとき、「どういうふうに」と考えますが、それ以上に「何のために?」を問いかけ、その答えを探すことが大事だと思います。それは、自分たちで探すしかありません。その答えが構成メンバーの腑に落ちた時に、「どういうふうに」したら良いかという知恵が生まれ、その組織は力を発揮することができます。
ますます難しい時代になりますが、私たちの仕事も「何のため」を見出せば、困難に立ち向かう勇気も生まれるに違いありません。