ワッツ コンサルティングは経営コンサルティングと
マーケティングコンサルティングサービスの会社です。
企業を成功に導くのは、事業戦略、マーケティング戦略だと思います。
私たちは「戦略とは、企業がお客様の期待に応えるため、
自身の長所を活かし、変化に立ち向かう決意」だと考えています。
そんなお客様企業のため私たちは
明快な方法論と豊富な経験、
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今月の一言
人間関係でもっとも大事なことは、「相手のことを否定しない」ことなのです。これこそが、褒めたり肯定したり、叱ったりするよりも何倍も効果的で、いい結果につながる人間関係をよくするシンプルな方法なのです。
『否定しない習慣』(林健太郎著 フォレスト出版株式会社 2022年12月)
代表・高橋の一言
嬉しいことに、1ヶ月半ほど前に実施した営業研修を受講した皆さんの活躍ぶりが届いています。この研修では一人ひとりが感じている悩みや課題に照準を当てて、解決の糸口を自ら見つけることを狙いにしています。この研修を運営する立場の私にとっては、一人ひとりの受講生とどうしたら良いコミュニケーションが取れるか、どうしたら、ありのままを話を話せる心理的安全性が築けるかが、いつも大きな関心事です。そんなことから最近手にした本です。
筆者の林健太郎氏は、プロのコーチとして独立以来800人を超える経営者やビジネスリーダーに対してコーチングを実施してきました。その中で、クライアントの上司・部下・同僚との関係だけでなく、友人、パートナー、家族など様々な人間関係を見てきたそうです。そこにはいつも「この人間関係を良好に変えるにはどうしたらいいのか?」という問いがありました。そして林氏が導き出した一つの結論は、人間関係を劇的に変える方法は「相手を否定しない」ということだったのです。
否定するとは、相手の言葉や考えを認めないだけでなく、相手の話を遮って違う話をする、ミスや失敗を責める、悩みの相談に向き合おうとしないなど多岐にわたります。よく観察すれば、無意識のうちにしてしまっている否定があります。筆者はこの「無意識の否定の習慣」を「否定しない習慣」に変えることで、人間関係は劇的に変わり、対人関係の悩みの多くが解決に向かうと言います。
その効果は「一緒にいると居心地が良いと感じてもらえる」「忌憚のない意見や会話ができるようになる」「相手の自己肯定感が上がりやすくなる」「信頼関係が生まれやすくなる」「会話が続きやすくなる」(本書より抜粋)などなど、確かに期待できそうです。筆者が言うように「やるべきことはシンプル。効果は絶大」です。
どのように習慣を作るか、ここでは紹介できませんが、一つでも自分の習慣にすれば、何かが変わる予感がします。