ワッツ コンサルティングは経営コンサルティングと
マーケティングコンサルティングサービスの会社です。
企業を成功に導くのは、事業戦略、マーケティング戦略だと思います。
私たちは「戦略とは、企業がお客様の期待に応えるため、
自身の長所を活かし、変化に立ち向かう決意」だと考えています。
そんなお客様企業のため私たちは
明快な方法論と豊富な経験、
暖かいハートを持ってお手伝いいたします。
今月の一言
「青春とは臆病さを退ける勇気、/安きにつく気持を振り捨てる冒険心を意味する」
サムエル・ウルマンの詩『青春』(作山宗久訳)の一節
代表・高橋の一言
親しくさせてもらっている若者と話す機会がありました。彼はある製品をつくり輸出する会社に勤めています。アメリカでの展示会出展を成功させたいと出張した時の最近の出来事です。出発前に送った展示品や販促ツールなどを詰め込んだ荷物が、思いもよらない通関トラブルに巻き込まれました。予定の日時には全く間に合いそうにありません。
追い込まれた彼は、自分がなんとかしなければと、鬼のように物流会社や税関に電話したそうです。そして漸く道が開けたという体験を語ってくれました。これまでだったら、諦めてしまったかも知れない。あるいは当局のせいにして終わってしまったかもしれない。しかし、この度ばかりはそうは行かないと、何かが彼の使命をつき動かしました。「できる」、「できない」ではなく、「自分がやるしかない」。彼の表現を借りれば「鬼のように」行動した結果が解決につながりました。その体験は己心の壁を破る体験でもあったのだと想像します。その様子を興奮気味に語ってくれました。嬉しい話です。きっと、その体験がこれからの仕事にも生きてくるに違いありません。
彼の青年らしい勇気の行動は、サムエル・ウルマンの詩の一節を思い出させてくれました。サムエル・ウルマン(1840〜1924)の詩『青春』は、日本のある時代の産業人・経営者たちにも愛されました。私も当時出会った年配の方が、この詩を大切にしていたことから知りました。詩は「ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。/年を重ねただけで人は老いない。/理想を失うとき初めて老いる」と続きます。この詩が経営者たちに愛された理由は、この詩がいくつになっても青年のような心の若さを保つ秘訣を説き、日々戦う勇気を与えてくれるからだと思います。
壁を破る戦いをした青年の成長を見守るとともに、彼に負けないよう、現状打破の仕事に挑戦して参りたいと思います。