ワッツ コンサルティングは経営コンサルティングと
マーケティングコンサルティングサービスの会社です。
企業を成功に導くのは、事業戦略、マーケティング戦略だと思います。
私たちは「戦略とは、企業がお客様の期待に応えるため、
自身の長所を活かし、変化に立ち向かう決意」だと考えています。
そんなお客様企業のため私たちは
明快な方法論と豊富な経験、
暖かいハートを持ってお手伝いいたします。
今月の一言
優点だけでなく、それが現状の会社で実現されたら起るであろう欠点もあげなければならない。欠点とは現状の人間が新制度によって被る不利であり、抵抗行動の内容である。だから欠点の列挙ではなくて、その克服の方法も示すべきである。
城野 宏
「脳力開発のすすめ 〜 誰でも素晴らしい頭になれる 〜」啓明書房
代表・高橋の一言
新年度になりました。新しいプロジェクトのスタート時期とも重なるかもしれませんね。中にはプロジェクトをスタートさせる責任ある立場にあって、どうやって社内の賛成を取り付けるか、ご苦労されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
過去に、自分がそういう立場にあって苦労しているときに、「脳力開発」の生みの親、城野宏先生の言葉が心に響きました。
城野先生は、このような提案について「これまで、ずっと普遍的に行われていることでは提案になるまい。これまでのやり方を変革して、新しいやり方に変えようというのである」から、「現状維持の方が結構と思っている保守派は反対する」。だから反対派が多数で、賛成派が少数なのは当然である。変革の提案がもたらすメリットをいくら挙げても、それは賛成派に都合のよいことであり、反対派には都合の悪いことなので、賛成、反対とやり合っても結論は出ず水掛け論に終わる。「だから、提案はまず、第一に中間派をこちらに獲得する実際行動がともなわなければならない」と。
では、そのためにどうすれば良いか。
「今月の一言」は、その問いに対する城野先生の回答を引用させていただきました。文中の「それ」とは、「変革の提案」のことです。提案をしただけでは、あるいは絵を描いただけでは、人の心をつかむことはできないし、味方を増やすこともできません。本当にそのプロジェクトを動かしたいなら、実際行動として何をすべきか、その追求の中に答えがあることを学びました。